Linuxで利用可能なスクリプト言語を紹介します
はじめまして、ユリウスです。
「LinuxMania」の開発とサポートを担当しています。
今回は、Linux で利用できるスクリプト言語を
いくつか紹介したいと思います。
スクリプト言語はプログラミング言語の一系統で、
プレーンなテキストのまま実行できるのが特徴です。
編集が簡単で、手軽に実行でき、しかも何度でも
同じ作業を繰り返し行うことが可能です。
Linux では、主に次のスクリプト言語が利用されています。
1. シェルスクリプト
2. sed & awk
3. Perl
4. Ruby
5. Python
それぞれ得意分野が違い、異なる特徴を持っています。
1. シェルスクリプト 「コマンド実行の自動化」
端末で連続してコマンドを実行する時、
「面倒だなぁ…自動化できないかなぁ」
と思ったことはありませんか?
シェルスクリプトは、複数のコマンドを連続して実行したり、
その途中でいろいろな条件に応じて違う動作をしたりできます。
(if文、for文、while文などがちゃんとあります)
Linux 起動時にもシェルスクリプトは大活躍です。
(興味のある方は /etc/rc.d ディレクトリ下をご覧下さい)
2. sed & awk 「テキストの一括変換」
テキストファイル中の単語を手動で全て置換するのは
とても面倒な作業ですが、sed と awk があれば大丈夫。
「確立」を全て「確率」に書き換えるのも一発です。
sed と awk は単語だけでなく正規表現も扱えますので、
複雑な文章(やプログラム)をまとめて置換するのも
お茶の子さいさい。
地味にお役立ちなツールです。
3. Perl 「強力なテキスト処理&充実したライブラリ」
Perl は、元々はテキスト処理のための言語として開発されました。
しかし、現在では充実したライブラリが存在し、
ネットワーク、データベース、XMLパースなどの機能も
利用できるようになっています。
(おなじみの SNS「ミクシィ」も Perl で作られていますね)
4. Ruby 「日本生まれのオブジェクト指向スクリプト言語」
日本で作られたオブジェクト指向スクリプト言語、それが Ruby です。
Ruby は、「ストレスなくプログラミングを楽しめること」を重視して
開発されています。
正規表現、マルチスレッド、例外処理、ガベージコレクションなどの
機能が実装されており、ライブラリも充実しています。
最近では、 Ruby により実装されている Webアプリケーションも
多いようです。
5. Python 「電池付属のポリシー、手軽にGUI作成可能」
Python は、言語自身の機能はコンパクトにまとめられています。
その代わり強力なライブラリが整備されており、
しかも、その多くは Python に標準で添付されています。
(電池付属のポリシー: 家電に付属の電池のようにすぐ使えます)
GUIアプリケーションを気軽に開発可能なのも Python の特徴です。
標準でGUIライブラリがバンドルされており(Tkinter)、
また、Linuxの多くでGTKウィジェットを利用可能にする
PyGTK ライブラリが標準インストールされます。
(実は、Fedora のインストーラも Python で書かれています)
いずれも、お手軽で (しかも強力な) スクリプト言語です。
使いこなせるようになると、できることの幅がかなり広がります。
機会があったら、ぜひ挑戦してみて下さいね。



