こんにちは。reusuke です。

Fedora 11 (Leonidas) が 6 月 9 日にリリースされましたね。ext4 や Firefox 3.5 β、Thunderbird 3 など注目機能が多い F11 について、ちょっと気になった点を取り上げたいと思います。

Fedora 11 (32bit 版) の PAE カーネルについてです。

ご存知のように PAE カーネル (kernel-PAE) とは、32bit 版カーネルで 4GB 以上のメモリを扱うことが可能になる PAE (Physical Address Extension、参考:wikipedia) という機能を有効にした特別なカーネルのことです。

Fedora 11 では、ハードウェアが PAE をサポートしている場合、デフォルトで PAE カーネルがインストールされるようになりました (※)。そのため、32bit 版でも特に意識することなく 4GB 以上の大容量メモリを使用できるようになっています。

パッケージで言うと、i686 (Pentium II 以降) が「kernel-PAE」パッケージ、i586 (Pentium / MMX Pentium 互換) が「kernel」パッケージとはっきり区別されており、Fedora 10 まで存在した i686 用の kernel パッケージは用意されなくなったようです。

この影響で、カーネルモジュールをインストールする際に少し注意が必要になっています。例えば、F11 (i686) に NVIDIA ドライバを yum インストールする場合、今までの「yum install kmod-nvidia」ではなく「yum install kmod-nvidia-PAE」としなくてはなりません。もしyum install kmod-nvidia」を実行すると、i586 用の kernel と NVIDIA ドライバがインストールされてしまいますのでご注意を…。

※ 過去のバージョンを振り返ってみると、Fedora 9 までは手動で kernel-PAE パッケージを入れる必要がありました。Fedora 10 ではインストール時にメモリ容量がチェックされ、4GB 以上のメモリがあれば PAE カーネルが、3GB 以下なら通常カーネルが入るようになっていました。Fedora 11 では、メモリ容量は関係なく (メモリ 1GB でも)  PAE カーネルが入ります。

[参考]
LinuxMania 活用ガイド: Linux Fedora8 32bit版で4GB以上のメモリを使う
Fedora 11 (Leonidas) - Feature list
「The PAE kernel would be installed on other 32-bit hardware, where it is supported